ステージ4の胃がんの手術から5年が過ぎた。今、一日一日を嚙み締めながら誠の道を見つめている。

こんばんは、湯豆腐です。

今年の7月で癌の手術から5年が経過した。今回の定期検査で、内視鏡検査もCT検査にも異常は無かった。 ステージ4の進行癌で、転移や再発が危惧されるなかで、最も危険度が高いとされる5年間を、無事に通過することができたのだ。

10年前に心筋梗塞

5年前、胃の3分の2を切除したのであるが、それよりも更に5年と5ヶ月前に心筋梗塞を発症し、カテーテル治療で一命を取り留めたのであった。 この時に及んで否応なしに、長年にわたる喫煙を止めたのだ。そして疲弊した血管を保護するため、血液をサラサラにする為の投薬を受けながら、再発しないようにと、塩分制限の食事に留意しながら生活していた。

6年前の違和感

救急車の写真

しかし、胃癌を見つける1年ぐらい前から、断続的に生ずる違和感を感じていた。 心臓の辺りにモゾモゾっとする感じが頻りに起こり、少しでも体力を使うと直ぐに息切れするのだった。これが、後になって原因が判明するのであるが、進行した癌腫瘍から出血していたのだ。救急車で運ばれて緊急輸血されるほど、体内の血液が減っていたのである。 この為、循環器内科の診療で血圧測定しても、低めながらも正常値の範囲を維持していたようで、皮肉な現象が起こっていたのである。その内臓出血を起こしている貧血状態を治療して、体力を回復しなければ開腹手術ができなかったのだ。

5年前に手術

そして、執刀医も驚いていたが、かなりの進行癌なのに転移が無かったのだ。 手術後に、半年間続けた抗がん剤治療は辛いものであったが、この時に使用した抗がん剤も私の身体との相性が良くて、ほとんど副作用が無かったと言えるほど軽かった。 更にその折、最高裁判所から裁判員制度の裁判員に、選出されたと通知書が届いたのであるが、抗がん剤治療中であることを理由として、丁重に辞退させて頂いたのだ。

男性の後ろ姿の写真

そうして今

そうして今、色々な事があった5年間が経過して、まさに生かされて生きている。 運が良かったのは言うまでもないが、神のご加護によるものと感謝に絶えない思いで、一日一日を嚙み締めながら誠の道を見つめている。