「都会っぺ」という流行語が生まれるかも知れない

こんばんは、湯豆腐です。

今日は、見直され始めている「田舎」というものについてのお話を。

いつ頃から始まったか、早や10数年になるかもしれない。 毎年、年の瀬が近くなると、その年の流行語大賞が話題に上がって来る。 勿論、これもメディアの煽りが大きく影響しているものであるが、近年ではマンネリ化した感もある。

お国はどちらですか?

かつて、私が地方から東京の大学に行った頃には、「田舎っぺ」という言葉が幅をきかせていた。新入学当初、校内で一言二言話しただけで、「地方から出て来たの?」、「お国はどちらですか?」と聞かれたものだった。 この言葉には、(井の中の蛙大海を知らず)を仄めかすもので、都会は開かれて文化的だけど、地方の田舎は文明開化が遅れて閉鎖的だと、暗に、地方は未開地だと見下す意味が含まれていた。 この言葉に屈辱と反撥を覚えて、俄かに東京弁を真似てみたり、また逆に、お国言葉(方言)で毒づいてみたりしたものだった。

都会人の知らない地方の良さ

しかし、今の時代は都会人の「田舎っぺ」が増えている。 都会は自然の風景に乏しく、街なかに居住しているので、四季による自然の移り変わりを知らない。都会の夜は、眠らない街と呼ばれる過剰なネオンサインや喧騒で、夜空の星さえも満足に見ることができない。 街なかに住んでいる都会人は地方の良さを知らず、地方ならではの現存する日本の文化を知らないのだ。

田舎への留学

このことが、子育ての場でも影響が出始めている。 子どもが不登校になったり、引きこもりになったり、子ども特有の溌剌さが不足する事態が発生している。この為、近年では農村留学・山村留学というものが見直されている。 街なかの子どもは泥んこ遊びを知らない。ゲーム機や遊具が無いと遊びを見つけることができない。 農村留学・山村留学というのは、農山漁村に小中学生が一年単位で移り住み、地元の小中学校に通いながら、豊かな自然の中で様々な体験を積むことで、心の安らぎを体得するものである。

そのうち、「都会っぺ」という流行語大賞が生まれるかも知れない。

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