こんばんは、湯豆腐です。
今日は5月と五月、ふたつの違いのお話を。
ポジティブとネガティブ
ポジティブな5月とネガティブな五月。 令和を迎えて、ゴールデンウィークが10連休になって嬉しいからポジティブ。 だけど、交通大渋滞に巻き込まれる憂鬱からはネガティブ。 大型連休が終わって仕事に復帰することに、怠け心を引きずるネガティブな五月病発症など。これらは一過性の我が儘であると言っても、過言ではないないだろう。
太陽暦と太陰暦
しかし、もっと根本的な意味において、太陽暦の5月と太陰暦の五月( 皐月・さつき )とが、混同されていることが原因なのである。 ポジティブな5月は、爽やかな新緑・晴れ渡った五月晴れ、目に鮮やかな五月(つつじ)の花など、実に気持ちの良いものが多い。
「太陽暦のこどもの日」と「太陰暦の節句のお祝い」の混同
混同の要因の一つは、太陽暦に定めた5月5日の子どもの日である。 男の子のために飾る五月人形や、また五月幟(のぼり)や鯉のぼり等が、子どもの日の代表的な風景であるが、これらの風景は、本来なら端午の節句祝と呼ばれるもので、太陰暦が使われていた時代から五月の最初の午の日に、節句としてお祝い事をして来たのである。 しかし近年では、5月5日の子どもの日に合わせて行なうので、旧暦のことは意識の外に置かれている。
「梅雨」と「五月雨」
ところが、五月雨(さつきあめ・さみだれ)という長雨の季節がやって来ると、憂鬱な梅雨の季節としてネガティブなものとなる。 空気までがじとじとして湿気が多く洗濯物の乾く間もなく、アウトドアーや行楽など望むべくもない。 梅雨と言えば6月になってから、天気予報で梅雨入り宣言が報道されて、梅雨明けまでの1ヶ月近く、鬱陶しい長雨が続くと誰もが承知していることである。 梅雨は黴雨(ばいう)にも繋がり、油断すると食べ物だけでなく、色々な物に黴が繫殖するネガティブな季節である。そして、この梅雨という時期の雨である五月雨(さみだれ)は、太陰暦の五月に降り続く長雨なのである。 現実の事象としては、5月と6月で1ヶ月の差異が存在するのだが、言葉の上や感性において、5月と旧暦の五月(さつき)が混同されているのである。
これらの事について、小学校や中学校では子供達に対して、どのように対応しているのであろうか? 否否、やはりこれは家庭において折に触れ、行事と共に教えてやるべき事だろう。 日本の文化と呼ばれるものはそのほとんどが、旧暦と言う太陰暦の時代から培われて来たものであるから、学校教育に任せておけば良いというものではないだろう。
天空の城ユドウフ